ムソルグスキー/組曲「展覧会の絵」
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調OP.27-2 「月光」
チャイコフスキー/「四季」OP.37b から
6月「舟歌」、11月「トロイカ」
レフ・オボーリン(Pf)
オボーリンというと数々のオイストラフとの共演で名高く、なかでもPHILIPSに入れたベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集は名盤の誉れ高い録音。
さらにチェロのクヌシェビツキーを加えたオイストラフ・トリオでも名声を博しました。
このように室内楽では録音に加わるものの、自身では録音に積極的ではなかったようで(ソロの録音を録る環境でもなかったのでしょう)伝え聞くその実力のわりにほとんどソロ録音がありません。
あいまいさの無いこの上なく明快な音楽。
これは1枚のリサイタル盤として大変貴重なアルバムで、当時ソ連メロディア・レーベルの日本国内ライセンスを持っていた新世界レコードが発売、録音は’56年と記載されています。
レーベルに「ORIGINAL RECORDED BY SHINSEKAI RECORD CO., LTD, JAPAN」とあり、一切Melodyaの記載が無いので、或いは新世界レコード社が国内で録ったオリジナル録音とも考えられます。
選曲も確かに日本人好みです。
あくまで推測ですのでご参考まで。
音質良好。
年代を考えると大変状態は良好。