2018年04月14日
S.カンブルラン指揮する読売日本交響楽団のサントリーホールでの演奏会を聴きました。
メインプログラムはストラヴィンスキーの「春の祭典」。気になる指揮者が振るとなると、つい聴きに行きたくなる曲目です。
さて今日の演奏はというと、気迫横溢、生気に溢れ、スケール大きく、実に充実した力演でした。久々にガッツのあるハルサイを聴いたという印象です。
カンブルラン、70歳という年齢を全く感じさせず、8年にわたり築き上げてきた信頼の賜物か、抜群の一体感が見事でした。
その常任もいよいよこの’18年のシーズンが最後だそうで、寂しい気がします。アルブレヒト(独),スクロヴァチェフスキー(ポーランド),そしてカンブルラン(仏)と第一級の実力派を迎えてきた読響、次代常任にははたして誰を?
今回のソリストにはクラリネットのポール・メイエが登場、とくにドビュッシーの第1ラプソディは変幻自在、聴きものでした。