2013年03月06日
輝きを取り戻した LUXMAN PD131
搭載アームのSME 3009 S2 もすっかり若返りました
LUXMAN往年の名機のひとつ、ダイレクト・ドライブ・ターンテーブルPD131のメンテナンスを致しました。
組み合わされたトーンアームはこれも定番のSME 3009 S2で、本体とのデザイン的な相性も抜群、今見ても全く古さを感じさせません。
薄型の木枠と繊細なヘアラインの入ったアルミパネルとのコンビネーションはBeogram 4002 リニアトラッキング・ターンテーブルなど、当時のB&Oのヤコブ・イェンセン・デザインの影響を感じさせはしますが、これはもう独自のアイデンティティをもった名デザインといえるでしょう。
デザインに限って言うなら、店主にしてみれば残念ながら現行の同社のターンテーブルは遠く及びません。
スマートなデザインに隠れて見えませんが、全体を支えるベース部分は贅沢な重量級ダイキャスト製、当時のLUXの力の入れようは並大抵ではありません。
アームやプラッター等をひと通り分解・清掃して組み直し、再調整しました。
大切に使われていて、モーター類は元気、回転調整するとまだしっかり回ってくれます。
大事に使って下さいね。