2013年12月14日
とかく本国盤(欧州盤と言い換えることも出来ます)に人気が集中しがち、とくにコレクターの間では本国初版でないとレコードにあらず、といった風潮さえあります。
でも音楽ファンには気軽にもっと沢山のレコードを聴いて頂きたい。
そこで気軽に初版当時の香りを楽しめる、国内の初期盤をもっと見直して頂きたいのです。
’50年代終わり頃から’60年代後半頃までのLPですが、当時のLPは高級品ですから1枚1枚丁寧に制作されていて、ジャケットも大体が本国オリジナル・デザイン、ちゃんときれいなビニールコーティングが施された所謂ペラジャケがほとんどで、これが気分を盛り上げてくれます。
肝心の音質も今改めて聴いてみると意外や意外、生々しい音に驚くことが多く、十分以上に楽しめるものです。
キングレコードや日本ビクター,日本コロムビア,東芝音楽工業(赤盤)などが競って当時まだ新しかったLPやステレオ・レコードを高音質で届けようとしていたのが伝わってきます。
ただ、当時は電蓄のようなものも含めて再生機器(ピックアップ)が良くないことがほとんどでしたし、また国内盤が元々大切にされてこなかったこともあり、状態の良い盤は多くはありません。
そのようなわけでようやく少しストックが出来てきた盤を集めて、この「国内初期盤の棚」を新設致しました。
その辺の初期盤専門店にはまず無い、当店独自のレコード棚です。
価格も本国オリジナルからすると数分の一から十数分の一と懐に優しい金額。
少しずつではありますが状態の良好な盤を集めて順次ご紹介していくつもりですので、どうぞ一度お試し下さい。
「国内初期盤の棚」 ⇒
http://www.maestrogarage.com/product-list/84