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店主日誌
折に触れての1枚 Occasional Listening(3)
2014年11月10日
「SUPRAPHON 黒沼ユリ子/マルティヌー ヴァイオリン・ソナタ第3番,5つのマドリガル」

我が国の誇るヴァイオリニスト、黒沼ユリ子といえば留学先のチェコでの活躍がいまだに印象深く、その後メキシコに移り住んで長らく活動していると聞いていましたが、1940年生まれの彼女もすでに74才、今年の6月のメキシコシティーで引退コンサートが開かれました。
現在は日本に帰国して、お気に入りの千葉・御宿で暮らしているそうです。

そんな話を聞いていたので引っ張り出してきたのがこのレコード。
やはりチェコのスプラフォン。チェコのピアニスト、アルフレッド・ホレチェックとの協演で、チェコの大家、マルティヌーの第3ヴァイオリン・ソナタと「5つのマドリガル」、'68年の録音です。
ソナタは30分近くの力作で、まだ30才前の彼女の若々しい気迫に圧倒されます。
マドリガルのほうは、何とあのアインシュタイン博士(彼がヴァイオリン、ピアノはカサドシュのため)のために作曲されたのだそうです。