2018年07月29日
ドイツのアナログ・プレーヤー・メーカー、
Clearaudio クリアオーディオが今年で創業40年を迎えました。
その節目にドイツのオーディオ誌、「AUDIO」と「Stereoplay」、「FIDELITY」が創業者のPeter Suchy ペーター・ズッヒー氏にドイツ・オーディオ界での長年の功績を讃えて賞を贈りました(写真1)。
おめでとう、クリアオーディオ!
それらへの感謝の意味もあるのでしょう、つい先日、エアランゲンにある同社本社で「感謝デイ」が開催されました。これが通り一遍の会でなく、なかなか気の利いた素敵な一日となっているのです。
ペーターからの感謝の言葉やライヴコンサートはもちろん、何とこの日のために上の写真のように広大な工場の周囲にぐるりとカートのコースを敷設、参加者がドライビング・テクニック競い合いました。これは短い動画となっていますので、私どものfacebook をご覧下さい;
https://www.facebook.com/maestrogaragecom/
敷地内には40周年記念(?)フォルクスワーゲン・バスが。モダンなクリアオーディオとの対比がしゃれてますね。
車内にはConcept Active と名付けられた特別仕様のプレーヤーが設置されいています。クリアオーディオ流の「カー(アナログ)オーディオ」というところでしょう。
これが思いっきり遊んでいて、本体を載せるラックの下には長いシャフトが伸びて巨大な振り子のような重りがぶら下がっています。恐らくこれが振動スタビライザーの働きをして、ちょうど出前バイクのおかもち荷台のように、走行中でも安定してレコードをかけることが出来るようになっているのです。
これも大きな写真をfacebook のほうに挙げておきますのでご覧下さい。
普通にはたいして重要でもないことに大真面目に、大げさになることもいとわずに取り組むところは、流石ドイツ人という気が致します(賞賛しています、念のため)。
因みにこのスペシャル・プレーヤーは、いつもは彼らのヨットに積まれているものだそうです。やることがちょっと違うね!
もうひとつトピックが。
この日は同社のConcept プレーヤーの組み立てを競う(?)コンテストも開催され、ペーターの友人、英EAR 社主ティム・デ・パラヴィチーニ氏も参加。さて、世界的アンプビルダーは世界的ターンテーブル・ビルダーたり得たのか? その結果については、不明です…。
Tim 「うーん、アンプより難しいな。」