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<font color="#cc9961">【<strong>速報!</strong>】上杉研究所からサークロトロン回路による<strong>OTL</strong> パワーアンプ、新発売!</font>
2024年11月25日

UESUGI U-BROS-333OTL power amp


6C33B








背面:ウエスギ・アンプとしては初めてバランス入力を装備



今日、上杉研究所に修理品を持って行ったのですが、そこでたまたま実に運良く、まさに今日公開解禁となった新製品を真っ先に見る機会に恵まれました。

上杉研究所はこのところ年1機種新製品を発表していますが、これは1人で開発・設計する小規模のメーカーとしては異例のペースであり、しかもことごとくが話題作,受賞作となっているのは驚異的と言えます。
今年の新製品はこれまたビックリさせてくれます。こう来たか! 今度も話題作となること請け合いです。

設計者の藤原氏は、常に新しい試みにチャレンジして新製品開発に臨んできましたが、そのひとつがU-BROS-120 で初めて導入された「サイクロトロン回路」でした。これはかつて理想的なプッシュプル動作回路として考案されたのものですが、実装技術上難しい点もあり忘れられていました。
温故知新、現代の技術で復活させたこのサイクロトロン出力回路を応用、今回はさらにその発展型といえる「OTL」(Output Transformer Less)アンプとして開発されました。

OTL アンプというと自作派の方には特別な響きを持つはずです。
真空管アンプは駆動するスピーカーとのインピーダンス整合(電力整合)に大型の出力トランスが必須ですが、アンプの性能,音質がこのトランスというパーツに大きく左右されるのも確かです。これが不要であるOTL アンプはその点ではより理想に近いのですが、回路の複雑化や電力効率の悪さ,大量の発熱など課題も多く、今までに製品化されたOTL アンプも音は良くても信頼性などの問題が付きまとっていたものがほとんどでした。

U-BROS-333OTL は、藤原氏ならではの工夫,新機軸を盛り込んでこれらの難点をひとつひとつ克服、信頼性を大きな柱とするウエスギの名に恥じないOTL アンプを実現しました。

出力管は、OTL アンプではお馴染みのロシア管 6C33B を採用。平たい頭に3本の角を生やした丸っこい姿は愛嬌があり、頼もしい大型管です。これによりシングルプッシュプルでありながら40wのパワーを発揮します(8Ω)。

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「お問い合わせ」 https://www.maestrogarage.com/contact

上杉研究所 U-BROS-333OTL モノラルOTL パワーアンプ 2,000,000 円(1ペア、税別)