店主日誌
「カートリッジ会」第11回
2016年09月19日
先月に続き、第11回「カートリッジ会」が行われました。
持参頂いた盤の中に名盤、貴重なアンドレ・クリュイタンスのベートーヴェン「田園」初期赤盤があったので、これを中心にいくつかのカートリッジを聴いていこうということになりました。
手始めに、メンバーのお一人が最近入手した懐かしいGOLDBUGの初期製品、Clement で再生。
その後に、GOLDBUGの製作者に関連があるというDENONのDL103SL を比較試聴。両者の差異について話に花が咲きました。
次に、以前印象に残ったMICROの初期カートリッジ、M-2000/S で聴いてみたいというリクエストに応じて試聴。大きく武骨な外観とは裏腹に、今回もバランスの取れたMMらしい円満な音を聴かせてくれました。
それなら少しマイクロ特集をやりましょう、ということになり、その後マイクロの、
LM10 (MM)
VF-3200/e (MM)
LC-40 (MC)
とたて続けに試聴。中でも比較的廉価なVF型(MI型)としては立派な再生で聴かせたVF-3200/e に賞賛が送られていました。
(写真はAUDIO HERITAGE から拝借)
最後にもう一枚、ドイツ・グラモフォンの初期盤で、オイゲン・ヨッフムのブルックナー/交響曲第5番~第2楽章をじっくりと、毎回人気のADC TRX-2 (MM)とTechnics AT34(MC)で聴いて締めくくりました。
今回もありがとうございました。