店主日誌
クリスマス,年末とお正月に聴くのは?
2020年01月12日
「くるみ割り人形」
毎年日誌にも書いていますが、クリスマス(クリスマスイヴ)に「くるみ割り人形」,年末にベートヴェンの第9,正月にウィンナ・ワルツを、毎年一枚ずつレコードを選んで聴くことにしています。CDは対象外。
ということで今年は、まずクリスマスイヴの24日の「くるみ割り人形」にはイゴール・マルケヴィッチ指揮のフィルハーモニア管弦楽団盤(英COLUMBIA/ SAX2339)。全曲ではなく組曲での収録です。
さすがはマルケヴィッチ、メルヘンなどという甘っちょろさとは無縁、切れ味良く実にシンフォニック。お気に入りの1枚ですが久し振りに堪能しました。
「第9」
今年の暮れの第9は、ちょっと珍しいコンサートホール盤。ウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮のハーグ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏(日Concert Hall/ SM-2400、2枚組、8番を併録)。
近年再評価の兆しのあるオランダの指揮者オッテルローは、1949年~1972年の間、ハーグ・フィル(ハーグ・レジデンティ管弦楽団)の首席指揮者を務め、この楽団の発展に大きく貢献しました。
これは'64年の録音で音質も良好、正攻法かつ力感に溢れたスケールの大きな演奏。機会があれば是非訊いてみてください。
「ウィンナ・ワルツ集」
さて、正月のウィンナ・ワルツは実は機会を逃していて、まだ聴いていません。でも盤は選定してあります。カラヤン指揮のウィーン・フィルハーモニー盤(米RCA/ LSC-2538)。
1959年録音の「ウィーンのヨハン・シュトラウス」と題したアルバムです。颯爽としたカラヤンの演奏は新春に相応しいはず。早く聴こう、っと!