店主日誌
「カートリッジ会第16回」
2020年01月29日
2人のお客様+手伝いの店主による恒例のカートリッジ会、若手メンバーが遠方からお越し頂ける運びとなり、新年早々の開催が実現。お二人は既に前夜祭(?)と銘打って前夜の別会場(西荻窪の居酒屋、ヴェテラン・メンバーのお気に入り)にて研究成果を披露し合った(?)そうです。
若手メンバーは午前中、エサ箱パトロール(中古レコード探し)を済ませ、「あまり収穫は無かった」とはいえ、レコードバッグが膨らんでいます。
手始めにSONY のカートリッジ2つを聴き比べてからスタート。まずレコードは寺島レコードの『WALTZ NO.4/大橋祐子トリオ』。ジャズピアノを聴く時によく使う盤です。
Victor MC-1
ビクターのMC-1 は毎回必ず聴かないと気が済まないようで、今回は早くもトップバッターで登場。いつもながら最新カートリッジに引けを取らぬ再生に納得。
この後はやっぱりDL-103 でしょ、ということで今回はGold。
DENON DL-103 Gold
さらに続けて、
YAMAHA MC-5
Dynavector KARAT17D2
ヤマハはクール、ダイナベクターはさすが付帯音なく締まりのある音。
ここで一休み、ティータイム。荻窪の美味しい(と店主は思っている)大福をほおばります。
今度はレコードを『ボビノ座のバルバラ』に。仏オリジナルのステレオ盤です。
立て続けに5つを聴き比べ;
Entre EC-35
FR FR-1
ADC TRX-2
AKG P25MD
Entre EC-15
アントレはどちらもバランス良好、FR は意外と張りのある音、ADC(このTRX-2 も常連)は低域太く、AKG は予想通り軽やかでしなやか。
ここでモノラル盤をかけましょう、と用意されたのはSHURE M44-5 に1ミルの針を着けた特別仕様。レコードはシューリヒトのブルックナー/交響曲第9番(プライヴェート盤);
SHURE M44-5
最後にゴールドリングでビートルズと、もうひとつのアントレでリヒテルのベートーヴェンを聴いて終了。
もう外はすっかり暗くなりました。
最後にはお二人ともしっかりとアクセサリーやレコードをお買い上げ、お気遣い誠にありがとうございます。
また次の機会によろしくお願い致します。