店主日誌

画像: アナログ・プレーヤーの調整

アナログ・プレーヤーの調整

2024年08月05日

 
今日はトーレンスの新型アナログ・プレーヤー、TD1500 の店頭展示機を設置しました。

アナログ・プレーヤーのセッティングというと、プラッター上での水平の確保、トーンアームの調整が主な作業となりますが、このTD1500 では付属するカートリッジ(Ortofon 2M Bronze)はヘッドシェルに取り付けられていて、それに合わせてアームも工場出荷時点で基本調整が済ませてありますので、メインウェイトを取り付けてアームのゼロバランスを取り、適正針圧をかければほぼそれで調整完了、そのままレコードをかけることが出来ます。

それでもアームの調整を詰めておきたい場合、搭載アームのTP150 は各部の厳密な調整に応える機能を有しています。すなわち、アームの高さ(VTA、アームリフターの高さ,アームレストの高さ調整を含む),カートリッジのアジマス,インサイドフォース・キャンセラーなどの調整です。

なお、以上の調整を行うにあたって写真のような工具が必要となりますので、あらかじめ用意しておくことをお勧めします。
TD1500 で使う六角(ヘックス)レンチはサイズがかなり小さく、1.5mm(リフターとレストの高さ調整)と2.0mm(アジマス調整)です。赤いハンドルの2本が六角ドライバーで、よくあるL字型の六角レンチでもよいのですが、写真のような小型ドライバー型のものは軸の長さもあって調整が容易に出来ます。
これはスイスのPB 製で、信頼性では世界トップクラス。安物の六角レンチは六角穴をなめてしまうことがあるのでご注意。
その他は小型の+と-ドライバー、一番右はアームを上下させるためのツールで、プレーヤに付属しています。


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