店主日誌
折に触れての1枚 Occasional Listening(4)
2014年12月24日
今日はクリスマス・イヴ、皆様忙しくてなかなかそれどころじゃないでしょうが、今晩聴くレコードとしては何といっても「くるみ割り人形」でしょう。
私も毎年この日に聴く機会をと考えているのですが、その際、だいたいいつも棚から引っ張り出してくるのがこの盤、ロシアは古都キエフ生まれのアナトール・フィストラーり指揮するパリ音楽院管弦楽団の録音です。。
もう40年近く前に購入したレコードで、今でもこの曲のマイ・ベストです。
DECCA eclipse レーベルですから再発廉価盤ですが、その舞台を彷彿とさせる生き生きとしたリズム,色彩感覚に魅了され、それ以降名人・フィストラーリのファンとなった思い出の盤でもあります。
オリジナルはモノラルのLXT2611 で、この盤ではエクリプス得意の疑似ステとなっていますが、これが結構生々しくて不満を感じさせないばかりか耳に染みついて、これでないと落ち着きません。
全曲を聴こうとしてもまず無理でしょうから、第1と第2組曲を1枚に収めてあるのもちょうど良い長さです。
本当に素敵な曲目が次から次へと続いて、有名なおとぎ話の世界へといざなってくれます。
もし見かけたら、どうぞお聴きになってみて下さい。