店主日誌
TV東京「和風総本家」でパイオニアの創業者、松本望が紹介されました
2015年09月11日
昨日、久し振りにTV東京の「和風総本家」(毎週木曜9時~)を観ていたら再現ドラマ風な映像が流れ、そしてナレーション、
「明治の終わりごろ“望”(のぞむ)は丁稚奉公に出ていた文具店の近くに出来た楽器店の楽器に触れて感動、楽器製造の仕事に就きましたが、関東大震災で工場は消失してしまいます。
今度はその頃興味をもったラジオ製造会社に入りラジオ組立てコンクールで1位を取るほどの腕前を発揮..」
とここら辺まで来た時に、名前が特徴的だったこともあり、おや、この望というのはパイオニア創業者の松本望氏のことだな、とピンときました。
その後、物語は、
「勤めていたラジオ工場は今度は世界恐慌のあおりで倒産。ラジオ製造会社時代の得意先で初めて接した米フィルコ社(PHILCO)の電気蓄音機に感銘を受けたのを機に、その電蓄で使われていたダイナミック・スピーカーを自ら作ろうと決意、出資を集めて会社を立ち上げました(福音商会電機製作所)。
そして苦心の末、国産初となるダイナミック・スピーカーを発売、そこに刻まれた銘が“パイオニア”でした。
彼の名は松本望、現在のパイオニアの創始者です」
楽器店の楽器に感動したのに始まり、ラジオ,電蓄,スピーカーと、やはり彼は「音響」に魅入られたオーディオの大先達だったのですね。