Maestro Garage　マエストロ・ガレージ

先ずは写真でご覧頂きましょう。
初上陸したサンプル機を当店でテストしているところです。







独Ｃｌｅａｒａｕｄｉｏ クリアオーディオの新しいリニアトラッキングアームは、同社独自で世界唯一となる方式を最も身近な価格で実現したモデルです。
形状は根本から見直し、極限までシンプルにまとめたことでコスト削減を果たしていますが、それが決してスペックダウンとなっていないところが同社らしいところ。
むしろ新たな境地へ達した感もあります。

今までの上級機、TT2，TT3 のアーム支持機構を変更したことで形状は大きく変わり、リニアトラッキングアームで主流を占めるエアーベアリング型と見紛うばかりのすっきりとしたデザインへと変身しました。
アームの移動原理は今までと同じ、２個のホイールの着いたキャリッジにアームを搭載、これが極めて平滑なガラスチューブの内部を転がり移動することで、一切何の動力やエアーも使わずにリニアトラッキングを実現しています。

新しく国内での発売が決定したのは、このTT5 アームを、まとまりの良さではピカイチのターンテーブルPerformance DC に搭載したパッケージ。
ご覧のように初めから一体設計されたかのようなスマート＆クール、そしてモダンデザインのお手本のようなルックスに仕上がっています。
予価は７５万円。ひとつ上のリニアトラッキング・システムInnovation Compact + TT3 は約１４５万円ですから、およそ半額ということになります。

確かに、クリアオーディオが推進するリニアトラッキング方式をもっと多くの方に体験してもらおうという意図はあるものの、決して廉価モデルにはなっておらず、しっかり追い込めば上級機さえも脅かすほどの実力を秘めています。
では何が違うのかと言いますと、各部の調整機構をシンプルにまとめてあるため、少しばかりセッティングには慣れとスキルを要します。と言っても難しいというほどのもではありません。
上級機をメルセデスのＳＬＲやＳＬとすると、TT5 はシェイプアップしたマニュアルシフトのポルシェ９１１というところでしょうか。
使い手によってはこのスマートさ、小気味よさこそ、最も愛着のあるスタイルとなるに違いありません。

まもなく正式な発売が開始されます。
詳細をお知りになりたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

＊写真のカートリッジはニューモデル、MC Essecce。MC Concept のひとつ上に位置するＭＣ型で、これも近日発売予定です。