ティアックのWカセットデッキで、つい最近まで現行モデルでしたが生産完了となりましたので、ティアック最後のカセットデッキとなりました。
手元にまだカセットの音源を保有されてる方、いかがですか?
使用期間は短く状態は良好。お引き取り後、メーカー(TEAC)にてフルオーバーホールを行いました。
W-890R は高精度の録/再リヴァース・メカを2台搭載、テープからテープへのダビングは倍速ダビングモードも備えています。
同時に2本のテープに録音するパラレル録音機能や、ピッチコントロール再生機能、A-B間リピート再生機能など、多彩な再生機能も搭載。マイク入力端子も装備し、外部入力の音声とのミキシング録音が可能です。
高品質なテープ走行を実現する高精度DCサーボモーターを採用
デッキの中枢メカニズムであるモーターには高性能、高信頼のDCサーボモーターを両デッキに搭載。安定したテープ走行を実現し、クリアな音質に寄与しています。
音質重視設計のシンメトリカル・コンストラクション
高精度DCモーターをリジッドに支えるボディはダブルデッキの特長を活かしたシンメトリカルデザイン。モーター駆動時の振動をバランス良く分散・吸収し、外部振動にも強い低振動モードのコンストラクションとしました。大型インシュレーターと相まって無共振思想を徹底した高剛性ボディです。また、ピークレベルメーターや操作系をセンターに集中的にレイアウトし、機能性や操作性を向上させました。
長時間再生を実現する両デッキ連続リヴァース再生
長時間にわたってBGMなどを再生したいときに便利なTAPEI→TAPEIIへの連続リヴァース再生を搭載しました。2本の90分テープをそれぞれのデッキにセットすれば連続3時間、最大連続5往復の繰り返し再生が可能です。
高域特性が向上する「ドルビー HX PRO」を搭載
TAPEI、TAPEII両デッキにドルビーHX PROを搭載。録音時のバイアスを適正レベルにコントロールし、高域方向の特性を大幅に向上させます。
±12%のピッチコントロールを装備(TAPEIのみ)
ノーマルテープ(タイプI)とクロームテープ(タイプII)の録音再生、メタルテープ(タイプIV)の再生に対応
トップパネル後方に1本ヘアライン、小さな凸がある他はごく小さな擦れ以外、きれいです。
フロント・パネルも実使用が少ないので、写真のとおりきれいな状態です。
本体のみでリモコンは欠品しています。コピーの取扱説明書が付きます。
モーター形式: DCサーボモーター
ワウ&フラッター: 0.25 %
周波数特性: 30〜19,000Hz(メタル・テープ/再生のみ)、30〜18,000Hz(クロム録再)、30〜17,000Hz(ノーマル録再)
SN比: 55 dB (NRオフ)、69 dB (Dolby NRオン)
外形寸法/ 重量: W435×D286×H145/ 4.3 kg