価格は、どうぞご相談下さい。
KITHIT は九州工業大学の教授らにより北九州市(九州工業大学の一角)に設立されたハイテク・ベンチャー企業。独自技術を背景に音響製品だけでなく医療機器,ロボット(人工知能)や消音技術、高音質化技術などを手掛けています。
HIT-ST2 は、九州工業大学との共同開発で生まれた新しい発音素子によるスーパートゥイーターで、処女作HIT-ST1 の改良版後継モデルです。
このトゥイーターのダイアフラム(振動板)には新開発の厚さが数ミクロンという極めて薄い電気活性高分子膜が使われており、周波数特性は1MHz までと広帯域なので、声楽や楽器などの高域における倍音成分の再生に優れています。
電気活性高分子のダイアフラム両側には特殊金属電極を構成し、これに音楽信号に合わせて昇圧した高電圧変化を加えることによって、ダイアフラム全体を同時に振動させます。
そのためダイナミック型のような不規則、不均一な分割振動をしないので、超高速応答が可能となりました。
同様な素材には、かつてのムラタのスーパートゥイーターのような圧電セラミックスが存在しますが、圧電セラミックスより約20倍にも及ぶダイナミックレンジを実現しています。
HIT-ST2 はST1 のダイアフラム電極の金属素材を見直し、より素直な周波数特性を実現、またダイアフラムの合成高分子素材フィルムの厚さを変更、聴感上の音圧を改善しています。
薄膜発音素子を円筒状に安定に振動させる新開発技術によって音波を発生させているため、減衰が少ない平面波で全方位に展開します。
一般的に平面波はダイナミック型に比べ2倍以上遠くまで届かせることが出来ると言われており、そのためKITHIT はオーディオルームで何処にいても素晴らしい広がりを実感することが出来るとしています。
出力平均音圧レベルは86db/w/m ですが、通常のスーパートゥイーターのように球面波(距離の二乗で減衰)でなく、平面波(距離に比例して減衰)を発生させるため、能率の良いスピーカーと合わせても問題なく効果を発揮することが出来ます。
トゥイーター性能としては周波数応答性が約100KHzまで忠実な応答特性で、アナログはもちろん、最新のデジタル・ハイレゾ・フォーマットへの対応も十分です。
ローカット周波数をロータリースイッチで3種類の中から選択が可能。
円筒型ダイアフラムを守るスタイリッシュなガードブレードは高度な研磨処理を施したステンレス製、ベースの台座は専門職人が一点一点ハンドメイドで作り上げた天然木材で仕上げてあります。
カラーはブラウン,ブラック,ワインレッドの3種類の中からお選び頂けます(価格は同一)。
入力: 20W max
ユニット構成: 電気活性高分子フィルムをベースとした円筒形ダイアフラム
周波数特性: 16k〜100kHz
インピーダンス: 8Ω
外形寸法/ 重量: W200×D200×H205mm /約5kg
外観仕上げ: 基本色: ブラウン, ワインレッド, ブラック
特記事項: カットオフ周波数: L 16kHz, M 18kHz, H 20kHz、選択可能