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SAEC サエクのバランス伝送型トーンアーム・ケーブルで、DIN端子がL型のタイプです。
このところ同社が積極的に導入している新導体、PC-Triple C を初めてトーンアーム・ケーブルに採用しました。
PC-Triple C は Pure Copper-Continuous Crystal Constructions(連結結晶高純度無酸素銅)の略称で、FCM(株)* が開発した独自の連続鍛造伸延方法によるオーディオケーブル用銅素材。惜しまれつつ製造中止となったPCOCCに代わる優れた電送素材として注目されています。
高純度銅素材であるOFCを鍛造製法にて製造、一定角度,方向で70%まで小圧力で数万回連続鍛造(定角連続移送鍛造法)することにより、結晶同士がつながりが連続化して、単結晶に匹敵する特性を得ているとしています。
さらに、定角連続移送鍛造法処理されたPC-Triple C をケーブル細線に伸延加工したあと、使用される導体の太さにより、それぞれ特定の温度,時間管理により焼鈍を実施。銅結晶同士を癒着させ、連続した結晶にしています(Phile Web ニュースより抜粋)。
*FCM(Fine Chemical & Materials)は古河電工グループに属しており、古河電工で製造したPCOCCの一次加工を行っていた実績があるそうです。
一方シールドについては、L,R別の編組シールド+全体の銅箔シールド+編組シールド、の計3重シールドでノイズ対策も万全。
絶縁体には、比誘電率の低いフッ素(FEP)樹脂を採用。静電容量の変化や、また伝送ロスを抑えるタンジェント・デルタも安定し、信号をロス無く高速に伝えます。
シースには制振材入りの耐燃性ポリエチレン、介在には絹糸を採用することで、振動対策も万全です。
またスイス・ノイトリック社製金メッキXLRプラグを採用しています。
長さ: 1.3m
*長さの特注も承ります。