シューマン/
ピアノ協奏曲 イ短調OP.54
バレエ音楽「謝肉祭」(グラズノフ他による編曲)
ディヌ・リパッティ(Pf)
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
リパッティの弾くピアノ協奏曲は、'50年の演奏会のライヴ録音であり(放送録音、モノラル)、DECCA(LONDON)のこのLPの形で初めて刊行されました。
謝肉祭のほうは元々10インチ盤で発売されたものでしたから、12インチLPとしてはこれがオリジナルのカップリングとなります(DECCA ではACE OF DIAMOND シリーズ)。謝肉祭はステレオ・セッション録音。
リパッティは同曲を'47年にカラヤンとセッション録音しており、彼自身この曲を好んでいたそうです。この演奏会の同じ年、約10か月後に亡くなっています。
演奏会に際しては、すでにその数週間前から不治の病の病状がひどく悪化しており、ほとんど寝たきりでピアノに触れることも出来ない状態で、前日には40度の高熱がありました。
それでもアンセルメとのコンサートにかける決意の前には医師をはじめ周囲の制止も効力が無く、無理に熱を下げる処置をして当日に臨みました。
「謝肉祭」はピアノの原曲を、グラズノフ,R=コルサコフら、ロシアの11人の作曲家たちによってバレエ音楽に編曲された版による録音です。
レーベル/原産国: LONDON/国内プレス(キングレコード)
レコード番号: SLC 6097
レーベル,プレス情報: 赤・銀/LONDON ffrr, LONDON ffss
Stereo/Mono: Mono/ Stereo
盤のコンディション: NM-
ジャケット(ボックス)のコンディション: EX (裏に若干黄ばみ)
録音: '50.2.22、ヴィクトリア・ホール, ラジオ・ゾッテンスによるライヴ録音(ピアノ協奏曲)、'66.12