LUXMAN ラックスマンは創業90年を超える我が国の誇る老舗専業メーカー。世界的にも元も歴史あるオーディオ・ブランドです。
そのラックスマンしか成し得ない伝統のシリーズが、栄光の38番。
LX-380 は、1963年発売のSQ-38 から数えて12代目(!)となる、ラックスマン真空管インテグレーテッドアンプ38シリーズの最新モデルです。
外観はもちろん伝統のロ (ろ) の字型の木製ケースに身を包み、大型レバースイッチや樹脂&アルミのコンビネーション・ノブなど、それだけでも他を寄せ付けぬ存在感が漂います。
この佇まいから期待される通り、パワー段は真空管6L6GC によるプッシュプル構成、プリアンプ部とフォノイコライザーアンプ部は低ノイズで長期安定性に優れた半導体構成としました。
もうひとつ新38のハイライトがこのラインに初めての採用となるLECUA。 高精度な音量調節を実現するラックスマン・オリジナルの電子制御アッテネーターです。
真空管6L6GC プッシュプル構成のパワー段
出力管には繊細さと力強さを併せ持つ6L6GC を採用、プッシュプル構成とし、これをムラード型ドライバー段で駆動します。
球はもちろん各パーツの定格に十分余裕を持たせた設計で、長期の安定,信頼性を確保しています。
真空管アンプ初のLECUA 搭載
これは同社として真空管アンプへの初の試みとなりました。
半導体アンプではすでにラックスマン伝家の宝刀となっているLECUA、高純度電子制御アッテネーターの搭載です。
これにより真空管アンプとしては一皮むけた再現を実現しました。
また、プリアンプ回路にはL-590AX などのプリメインアンプ・シリーズで実績のある高音質半導体回路を搭載しました。
本格的なフォノアンプ回路の搭載
半導体構成のMM/MC対応高音質フォノアンプ回路を内蔵、サブソニックフィルターやSTEREO/ MONO 切り替えスイッチなど、アナロゴレコード再生に手厚いのも特長です。
プリ/パワー・セパレート構造
将来のグレードアップのために、プリ/パワー・セパレート・スイッチを装備。本機をプリアンプ(半導体式),或いはパワーアンプ(真空管式)として利用することが出来ます。
使い易さ抜群の各種機能
細かな音質調節が可能な電子制御式トーンコントロール機能 (バス/トレブル) を装備。ターンオーバー周波数を3ポジションから切り替え可能な本格的なものです。
また、人の聴感特性に合わせて適度に低域と高域を補正する音量連動式のラウドネスも用意。小音量リスニング時に活躍します。
厳選された高音質・高耐久性パーツ
拘りの高音質・高耐久性パーツや、オリジナルのカスタムパーツをふんだんに採用。
実績ある大型オーディオ専用リレーによる高信頼設計の信号切替回路や新開発の高音質・低頭コンデンサーを搭載。
内部の主要信号線には各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理による独自のOFCワイヤー、デリケートな音楽信号の流れに配慮しスムーズな電流伝送を実現するラックスマンならではのラウンドパターン配線基板を採用しました。
店主おススメ!
使用真空管: ECC82×3、6L6GC×4
回路形式: ドライバー段: ムラ-ド回路、出力段: ビーム管接続プッシュプル
入力: RCAフォノ入力×1、RCA×4
出力: RCA×2
入力感度: MM: 3mV、MC: 0.38mV、ライン: 180mV、MAIN IN: 690mV
定格出力: 20W+20W (6Ω),18W+18W (8Ω),14W+14W (4Ω)
周波数特性: フォノ: 20〜20kHz(±0.5dB)、ライン: 10〜80kHz(+0, -3dB)
全高調波歪率(THD): 1%以下(6Ω、1kHz)
SN比: PHONO(MM): 84dB以上,PHONO((MC): 67dB以上、LINE: 95dB以上
入力インピーダンス: MM: 47kΩ、MC: high 100Ω, low 30Ω、ライン: 50kΩ
消費電力: 116W
外形寸法/ 重量: W400×H197×D403mm/ 17.6kg
付属品: リモコン
特記事項: トーンコントロール機能装備(ターンオーバー周波数切替式)