商品詳細

FIDELIX/0 SideForce トーンアーム [0 SideForce]

販売価格: 190,000円(税別)

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FIDELIX フィデリックスは中川 伸氏が1976年に興したメーカーですから、すでに40年を超える実績があります。 生まれながらの技術屋である中川氏の、アナログからデジタルまで、またオーディオだけに留まらない幅広い技術力とアイデアによって生み出される製品は他に類を見ない独創性を有しています。そして何よりその独創性が身となり音となって見事に結実していることは、このメーカーの特筆すべき点です。 中川氏の命名はその特徴そのままを表しているものも多く、この0 SideForce もまさにそう。 完全なストレート・アームとしたことでインサイドフォースが0(ゼロ)になりました。しかし一方トラッキングエラー角は大きくなります。では、それでもなぜピュア・ストレート・アームに拘ったか、を中川氏自身の説明で聞いてみましょう; 「当初は角度を付けたオフセットアングル・タイプとピュアストレート・タイプを用意し、ユーザーが選択可能とする計画でした。しかし、実際に両方試作して比較試聴するとオフセットアームは全く不要と断定出来るほどの違いがありました。ピュアストレート・アームを聴いた後では11.5度と通常の半分に減らしたオフセットアームであってももう戻る気にはなれません。 レコードはピアニッシモでは摩擦が小さく、フォルテッシモでは摩擦が大きくなり、この時、レコード針は前方に引っ張られて伸びようとします。この力によって、オフセット角を持ったカンチレバーは上から見て反時計方向に回ろうとするので、カンチレバーの根本は内周に寄ることになります。 ですから、音楽の大小によってレコード針は前後すると同時に、カートリッジのボディーも左右に動くので、これによって時間軸が変動します。要するにアタック音が遅れ、鈍るということです。 アームには慣性があるので早い周期では動きにくくなりますが、遅い周期だと動きます。事実、低音楽器の音は大きく異なり、オフセット角が無いと、揺るぎない低音があたかも地を這って来るかのようです。 トーンアームの設計は伝統的にトラッキングエラーを少なくすることが第一でした。しかしそれ以上に大切なことがサイドフォースの変動による時間揺れだったのです。それによってトラッキングエラーよりも遥かに大きな問題を生じていた事が浮き彫りになりました。 加工困難な硬質ステンレス(SUS304)と宝石軸受けやMITCHAKU ヘッドシェルによる明確な保持と相まってカートリッジをしっかりと支えます。 0 SideForce の基本構造は、宝石軸受けによるワンポイントタイプですが、左右のフラつきを無くすべく、レコード側に錘を設けることで支点下20mm の位置を意図的に軽く接触させた構造なので、厳密には2ポイントアームですが、圧力比からすれば1.01ポイントとも言えます。 このため、手で持つと0.1ミリの程度のガタがありますが、演奏中は針先の1点と合わせ3点による最も曖昧さの無い明確な動作をします。 この方式が持つガタはとかく誤解され易いので、多くのアームメーカーは、手にはガタが感じられないベアリングを採用することで誤解を防いでいます。ベアリングは厳密には多点接触なので曖昧動作にもなりがちです。ベアリングは長年使うと磨り減ってガタが出がちですが、本方式は重力がある限り1.01ポイント動作なので、真のガタは生じません。支点前方はリジッドな構造ですが、支点後方の錘はゴムでオーソドックに浮かしています。さもないと僅かな共振音が付くからです。」 好評のMITCHAKU ヘッドシェル,DIN 5PIN-RCA トーンアーム・ケーブル,スタイラスクリーナー SaSuPa が付属します。 店主おススメ! 設置距離: 232mm±3mm アンダーハング: 18mm 取付け穴径: φ30mm
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