アラン・ホヴァネス/アルメニア狂詩曲第2番 OP.51 (1945)
クインシー・ポーター/ウクライナ組曲 (1928、弦楽合奏のための)
ジュリアス・チャジェス/イスラエルのメロディ
ヴィンセント・パーシケッティ/弦楽合奏のためのイントロイト OP.96
ウィリアム・ブラウン/Sortie (1982、弦楽合奏のための)
デイヴィッド・エイモス指揮 イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
David Amos, conductor
アラン・ホヴァネス(1911-2000)はアルメニア人の父親,スコットランド人の母親のもと、マサチューセッツ州サマーヴィルに生まれました。
67曲にも上る交響曲(第2番「魔の山」はライナーが録音して有名に)をはじめとして多くの作品を作曲、多作家として知られました。
一時日本に住んでいたこともあり、夫人はソプラノの冨士原比那子。
クインシー・ポーター(1897-1966)はコネティカット州ニューヘヴン出身、パリでダンディ,クリーヴランドでブロッホに就いて作曲を学んでいます。
ニューイングランド音楽院,エール大学で教鞭を執りました。
ジュリアス・チャジェス(1910-1985)はポーランド生まれ、9才で作曲を始め、ピアノ・リサイタルを行いました。
1921年にウィーンに移り、ウィーン大学とウィーン音楽院(Wienna Conservatry of Music)でピアノと作曲を学びます。
1934年にはイスラエルに移住、2年間を過ごします。テル・アヴィヴの音楽大学でピアノを教える傍ら、エルサレムで古いヘブライ音楽の研究を行い、この時期に自らのルーツであるユダヤ音楽の影響を受けた作風へと転換。
1937年にはニューヨークに移住、全米,カナダ,ヨーロッパで自作の演奏を行いました(ピアノ&指揮)。
ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987)はフィラデルフィア生まれ、16才でフィラデルフィアのアーチ・ストリート・プレスビテリアン教会のオルガニスト兼聖歌隊監督となり、以降20年余り務めました。
フィラデルフィア・パブリック・スクールとコームズ音楽大学で学び、カーティス音楽学校では指揮でフリッツ・ライナーに師事しました。
ウィリアム・ブラウン(1956-)はカリフォルニア州サン・ディエゴ生まれ。
サン・ディエゴ州立大学で作曲を学び、コンサート曲だけでなく映画やテレビの音楽など幅広く手掛けています。
指揮のデイヴィッド・エイモスはサン・ディエゴ州立大学卒業後、インディアナ大学で指揮を学びました。
初録音曲を中心に、ロンドン響,イスラエル・フィル,ロイヤル・フィル,ポーランド国立放送管,スロヴァキア放送響,スロヴァキア国立フィル,ニュー・ロシア管,フィルハーモニア管,エルサレム響,ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管などを振って30枚以上のCD録音があります。
いずれもメロディアスで耳馴染みのよい曲揃いです。
レーベル/原産国: 米CRYSTAL RECORDS/ 米国プレス
レコード番号: S509
レーベル,プレス情報: ダーク・ベージュ/ CRYSTAL RECORDS
Stereo/Mono: Stereo
盤のコンディション: NM
ジャケット(ボックス)のコンディション: NM (シュリンク・フィルム残存)
録音: '82.7、マン・オーディトリアム(テル・アヴィヴ)、E: P.カリン