独acoustical systems アコースティカル・システムズのセッティング・ゲージ、カートリッジやトーンアームの微調整に使います。
今まで目分量や勘で大体こんなものかと合わせていた以下の諸項目を、目で見ながらより正確に合わせることが出来ます。
SRA(針先すくい角)の測定
針先すくい角 SRA は針先チップの盤面に対しての角度。
直角90°と思われますが、アコースティカル・システムズでは92°を推奨しています。カートリッジ後端が上がる、僅かに「つんのめった」状態です。
アームの高さを変化させて調整します。
VTA(垂直トラッキング角)の測定
垂直トラッキング角 VTA は、レコード盤の溝に針先が入った際の、レコード盤面に対するカンチレバーの角度(上の写真参照)。
アジマス角の測定
カートリッジを正面から見て、盤面に対して針先が垂直になっているかをチェックします。
針先がなかなか見づらいので、通常、本体の傾きをSMARTstylus の左右に伸びた線と縦に伸びた線により調整します。
トーンアームとレコード盤面の水平を測定
SMARTstylus の左右に伸びた長い線を横から覗くことで、トーンアームがレコード盤に対して水平に位置しているかの測定が出来ます。
付属するカード型ルーペがまた、秀逸。
2倍のほうはともかく、5倍のほうのレンズは針先部分の拡大に便利。このカードルーペにはミニLED照明も内蔵されていて、とかく暗くなりがちな針先部分を明るく照らして見易くなります。
(写真はLED照明の無い旧タイプ)