SONY ハイエンドオーディオ製品の最後を飾る記念碑的名機と言っていいでしょう、コストも度外視して徹底して追い込まれたデジタルアンプ TA-DR1a です(中古品、定価・1,200,000円)。
同じ時期に発売されたSACD プレーヤー SCD-DR1 とは専用のi.LINK ケーブルで直接DSD デジタル接続が可能。
ワンオーナー品。動作チェック済み。
前方上面に軽い擦れ、上面に小さなキズがありますが(よく見ないと気が付かない程度)、総じて十分綺麗な状態です。
メインヴォリューム・ノブに小キズがありましたので、メーカーから補修パーツとしてノブを取り寄せて交換しました。何とこのノブだけで13,090円!
リモコン(状態良好),取扱説明書,電源ケーブル(非純正)が付きます。
以下、メーカーの製品解説;
●高速化した「ハイスピード・パワーMOS-FET」
スピーカーの駆動力向上のため、新開発「ハイスピード・パワーMOS-FET」を採用。出力抵抗の減少とスイッチング速度の飛躍的な向上により、32ビットS-Master PRO の高音質をさらに引き出します。
●ノンフィードバック構成
従来のアナログアンプでは避けられなかったひずみの発生が少なく、特性補正のためのフィードバック回路も原理的に必要としません。これによりスピーカーからの逆起電力が与える音質への悪影響を抑えることができます。
TA-DR1a の伸びやかで自然な音質は、パワーアンプの理想を追求したノンフィードバック構成のシンプルかつストレートな信号増幅によるものです。
● i.LINK端子を装備
スーパーオーディオCDのDSD データとCDのPCM データの両方に対応し、フルデジタルアンプの能力を十分に生かした、より高純度な再生が出来ます。(*)
*i.LINK接続は、SCD-DR1のみ対応しています
● H.A.T.S(High quality Audio Transfer System)、および外部クロックに対応
H.A.T.S 対応のプレーヤー(SCD-DR1)とのi.LINK 接続で双方向通信を行い、適切なデータ量を受け取れるようコントロール。
プレーヤー側のマスタークロックに左右されず、ジッターの影響が少ない再生が可能です。また、外部クロックと切り換えて使用出来る外部クロック入力端子も設けました。
● BNC 端子のデジタル入力
同軸デジタル入力の1系統をBNC 端子として装備。様々な高級機器と変換ケーブルなしにデジタル接続が可能です。
●大型トロイダル電源トランス
電源部には、高効率のデジタルアンプでありながら、大容量で大型のトロイダル電源トランスを用いました。瞬時電流供給を余裕をもって行います。
●ボリューム微調整リモコン付属
ボリュームの質感を大切にしながら、リモコンによる音量の微調整(±6dB)を可能にしました。SCD-DR1 などのソニー SACD プレーヤーの主要な操作を行えます。
入力感度: アナログ入力:1V/ 20kΩ、3.5V/ 20kΩ
アナログ入力: RCA PIN×1
デジタル入力: RCA PIN×3、BNC×1、XLR×1、i.LINK(IEEE 1394準拠4ピンコネクターS200)6ピン
定格出力: 150W×2(8Ω)、300W×2(4Ω)
周波数特性: 10〜50kHz(±3dB)
SN比: 90dB
消費電力: 350W
外形寸法/ 重量: W456×H125×D430 mm/ 約21.8kg
付属品: リモコン
特記事項: 外部クロック入力端子装備(BNC×1、ワードシンク)