カートリッジ専業メーカーLYRA ライラが作ったフォノケーブルです。
ケーブルメーカーが作るのとはちょっと違って、繋ぐカートリッジ側から開発、これまでに蓄積した豊富な知見,経験を基に、カートリッジにとって理想的なケーブルとして生まれました。
ここで最重要視されたのがキャパシタンス、すなわち静電容量です。
この容量を低く抑えることで、接続するフォノステージアンプの入力インピーダンスを高く取ることが出来、ひいてはカートリッジのダイナミクス,解像度の向上、さらにトラッキング能力の低下を防ぎます。
そのためには静電容量を抑える構造,材料が必須となりますが、オートメーションによる製造は困難で、すべて手作業で製作されています。
6〜9N高純度銅によるソリッドコア導体は、静電容量を減らすため間隔を取ったツイストペア構成となっており、絶縁体は空気です。空気は優れた絶縁体で、個体材料に比べて静電容量が低いのも特徴です。
オリジナルの5ピンDIN コネクターを出るとすぐ、ケーブルは左右に分けられてクロストークを最小限に抑えます。
各チャンネルのケーブルは堅固かつ柔軟な中空シールド内に収められ、さらに静電容量の低減とセパレーション向上が図られています。
カスタムRCA プラグは金属の使用を最小限とすることで、ここでも静電容量の低減が配慮されています。
こうした工夫によりコネクター類を含めた120cm のケーブル全体で、静電容量は僅か32pF となっています。
長さ: 1.2m