yukimu ユキムが現在発売している除電ブラシASB-1 に、さらにイオナイザーを組み合わせた画期的な除電ブラシがASB-2 ion です。
ASB-1 やASB-2 ion では、最初にブラシが対象物に触れたときに大きな放電が行われますが、ブラッシングすることで新たな静電気が発生します。ホコリを除去するブラッシングで発生する帯電は不可避です。
ASB-2 ion はブラッシングした対象物に＋イオンと－イオンを放射し帯電している静電気のほとんどを除去することが出来ます。
本来イオンは非導電素材の静電気除去に有効な方策であり、アナログレコードや光ディスクには特に効果的。
ASB-2 ion に内蔵のイオナイザーはブラシ柄の先端から＋－イオンを放射します（レバーを押したときに＋イオン、レバーが戻るときに－イオンを放射）。
この機能には圧電素子を利用していますので、電源を必要とせず何度でも繰り返しの使用が可能です。
ブラシには、三菱ケミカル(株)が開発し世界で唯一生産している芯鞘複合導電アクリル繊維「COREBRID/ コアブリッド」を採用。
伝統的な製法で国内生産されるこのブラシは、アナログ・レコード，ＣＤ，ＤＶＤやブルーレイディスクなどの静電気を放電する効果があります。
導電性アクリル繊維、コアブリッドは芯鞘（しん・さや）構造と呼ばれる構造をもっており、これはちょうど鉛筆のように、芯とそれを取り囲む鞘の部分からなる二層構造です（Fig.1）。
その芯の部分に導電性粒子であるカーボン系導電粒子を高密度に練り込んで導電性を高め、芯が露出する先端部分から静電気を逃がす仕組みです。
また導電性の芯は、先端以外は天然羊毛の鞘部分で覆われているため、繊維の折れ曲がりや擦れによる摩耗に強いのも特長です（Fig.2）。
さらに３０μmという極めて細い繊維ですので、コロナ放電の発生に必要な繊維末端が圧倒的に多く、除電性能の高さに繋がっています。
コアブリッドは非常に細い繊維ですので、レコードの溝に深く入り込みます。
細く繊細なため天然羊毛との混合割合（５０%）や結束方法，口金から露出させる長さなどを詳細に研究し、腰のある毛先でしっかりと埃を掻き出せるよう設計されています。
