Ortofon オルトフォンのリファレンス・クラスのフォノステージアンプ EQA-2000 です。
フォノイコのフラグシップとして開発されただけに充実した仕様を誇り、入出力すべてにXLR バランス端子を装備、得意のMC昇圧トランスを2種類搭載しているのが特徴です。
3系統のバランス入力
入力にはMCバランス入力2系統と、バランス入出力を持つMCトランスを接続出来るMMレベル・バランス入力を装備。
例えばMM入力にオルトフォンのST-90 のような入出力ともXLR バランス端子を持つMCトランスを繋げば、3系統のMCバランス入力を切り替えて使えることになります(MM入力にMMカートリッジを繋ぐ場合はRCA 端子に接続)。
ダブルアームのプレーヤーや複数のプレーヤーを使いこなすオーディオファイルには便利な機能ですね。
XLR 端子にはプロ用としても信頼の厚いノイトリック社製を採用。
MCバランス入力×2系統
MM入力×1系統(RCA, XLR 切替え)
2種類のMCトランスを搭載
MC入力にはバランス伝送対応の2種類の昇圧トランスを搭載。1種類は専用設計の日本製トランス、もう1種類はスウェーデン・ルンダール社製の特注トランスです。
トランス昇圧ならではの微妙な音質の違いを楽しむとともに、使用するMCカートリッジにより合ったインピーダンスのトランスを選択することが出来ます(ルンダール・トランスは負荷インピーダンスを2通りに切り替え可能)。
右側の角形2個:ルンダール製MCトランス、左側の円筒型2個:専用国産トランス
Rコアトランスの採用
リーケージフラックス(トランスから漏れて外に広がる磁束)の少ないRコアトランスを電源に採用(「Rコアトランス」は北村機電株式会社の特許商標)、更にシールドケースで完全に覆っています。微小信号を扱うフォノイコでは必須の配慮です。
回路形式: NF型
入力: MM: RCA×1または XLRバランス×1、MC: XLRバランス×2
出力: XLRバランス×1
入力感度: MM: 2.8mV、MC: 0.1mV, 0.22mV
負荷インピーダンス: MC: 〜10Ω, 5〜50Ω, 2〜60Ω、MM: 47kΩ
外形寸法/ 重量: W425×H75.5mm×D360/ 9.2kg
特記事項: サブソニック・フィルター内蔵(-8dB/10Hz)