Jan Snegov, founder
QVATTVOR 4x4 と、後ろは有名なプラハ国民劇場
fonolab フォノラボ社はチェコ共和国のプラハに位置するメーカー。
創業者でチーフデザイナーのヤン・スネゴフ氏 Jan Snegov によって運営されています。
フォノラボ社は、レコードプレーヤーやトーンアームなど、アナログ機器の修理工房としてとして2009年に設立されました。
顧客の要望により、次第にトーンアームのアップグレード,ターンテーブル・コントロール・ユニット,パッシブ・プリアンプ,MC昇圧トランスなどの生産も行うようになります。
その需要が高まったことで、自社ブランドでの開発・生産に軸足を移して今日に至っています。
貴重な機器の修理を数多く手掛けてきたことで、スネゴフ氏は黄金時代のヴィンテージ・オーディオ機器の優れた部分にも多く触れ、その優秀性をよく理解していました。
そうしたなかで日本のタムラ製作所製トランスに大きな感銘を受けます。実際、海外でもタムラ製作所のトランスは非常に高い評価を受けており、かつてのヴィンテージ品は高値で取引されてもいます。
スネゴフ氏は主力製品となるMC昇圧トランスの開発にあたり、迷わず貴重なタムラ製トランスの使用を決めていました。これは現在、海外はもちろん日本国内でも他に例を見ないプロジェクトです。
現在のフォノラボ MCトランスには6種類ものシリーズがラインナップされていますが(各シリーズはそれぞれいくつかのモデルで構成されています)、ほとんどでタムラ製作所製のトランスが使われています。
EQVES Model 1 は、最もシンプルなミニマリスト。EQVES とは聴き慣れない綴りですが、ラテン語で「騎手」の意味だそうで、スネゴフさんの趣味のひとつが乗馬であることに由来しています。
スーパー・パーマロイ製コアによる広帯域・低歪のトランスを、強固な小型ケースに収めました。タムラ・トランス自体が頑強なシールドケースに格納されていますので、外装ケースとの間に詰め物はせず、トランス周辺にエアー・スペースを取っています。
フロントパネルはホワイト色もお選び頂けます(写真4)。
試聴機をご用意していますので、いつでもお聴き頂けます。
また、購入ご希望の方で、試聴ご希望の場合はお知らせ下さい。試聴機をお送りすることも致します。上の「お問い合わせ」をクリックしてお申し込み下さい。
周波数特性: 10〜100kHz(±1.0dB)
昇圧比: 1:36/ 1:10
入力インピーダンス: Low 0〜5Ω/ High 40Ω 切替え
出力インピーダンス: 4kΩ
外形寸法/ 重量: 0.8kg