これはアイデア次第でいろいろなところに使えるユニークな部材、電磁波シールド・シースです。
写真でご覧のように、何層にも徹底したシールド構造になっており、強力に電磁波ノイズの侵入をブロックします。
一方施工は簡単、電磁波から守りたい、また逆に電磁波の発生をシールドしたい部分をくるっと包んで両端に着いているマジックテープで閉じるだけ。
写真2をご覧下さい。
シールドの構造は、まず一番外側が樹脂の絶縁被覆(これは下側になっていて見えません。写真3の黒い表面です)、その内側一面にアルミ箔、その内側に2重になった細かい金属メッシュがあり、さらにその内側に電導布(右側に見える少し金色に光った布)と、4重になっています。
中央にシールドしたい、例えばインターコネクト・ケーブルなどを置き、くるっと包んでマジックテープ(写真2で一番左側に黒く見える帯)で留めればOK。厳重な4重シールド構造となります。
ケーブルを包めるように細長いテープ状となっていますが、途中どの部分でも金切りバサミなどで簡単にカットすることが出来ますので、直径2cmくらいまでのものでしたら大きさに合わせて何でもカバーすることが出来ます。
電源やデジタル関連のコネクターなども効果的です。
また丸めずに遮蔽シートとして使うのも良いでしょう。
試してみて状況により、メッシュかアルミ箔の端のところでアースケーブルを繋ぎ、機器アースに落として下さい。ケーブルをシールドする場合は決して両端で落とさず、どちらか状況の良い片方でアースに落として下さい。
なお、金属コネクターや電源関連の端子類など、通電部分が露出している箇所の場合には十分な絶縁をしてシールド・シースと接触しないようご注意下さい。
ショートの危険性やアースループの発生でノイズが悪化することも考えられます。
このシールドを巻くことでまた、静電気の悪影響を防ぐ効果も期待出来、一石二鳥です。
平らに開いたときの幅が約110mmで、これを丸めてチューブ状にしたときの内寸の直径は約20mmです。
表示価格は1mの単価で、1m単位での切り売りです。メーター数量でご注文下さい。