ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調OP.47
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
オーマンディはショスタコーヴィチの交響曲を結構録音していて: 第1番,4番,5番(2回),6番,10番,13番,14番,15番と、とくに当時としては最も積極的に録音していた一人でしょう。
なかでも13〜15番は西欧での初録音でした。
この盤はCBS SONY自慢の高音質シリーズ、DP MASTER SOUND の1枚。
さてどのようなものかをアルバムの解説からご紹介しますと:
「カッティングヘッドでラッカー盤上にカッティングし、続いてメッキ工程を経てスタンパーを作り、これでレコードをプレスする過程で、ラッカー盤に刻まれた音溝を金属メッキ成形により取り出す際、ラッカー盤が非導電体であるため、その表面に電極として薄い銀メッキを施さなくてはなりません。
この銀メッキは次のニッケルによるメタルマスター作製に必要なだけで、マスターが成形されラッカー盤から剥がされると、メタルマスター表面に残る銀皮膜は次のメタルマザー製造過程では不要かつ邪魔となるために洗い流されます。
この銀メッキの良し悪しがレコードの音質・SN比を決めるとさえ言えますが、当社(CBS SONY)は銀メッキを行わずラッカー盤上に直接ニッケルメッキを行うことに成功しました」
さらに当時最新の独ノイマン社SX-68 カッティングヘッドを使い、ソニー独自開発のパワーアンプとコントロール・ユニットにより、世界最高レベルの製盤を行いました。
状態良好!