トレルリ/協奏曲とシンフォニア集
- トランペット,弦楽,オルガンのための協奏曲 ニ長調G.2 & G.3
- 二つのホルン,弦楽,クラヴサンのためのシンフォニア ヘ長調G.37
- 二つのオーボエ,二つのトランペット,トロンボーン,弦楽,オルガンのためのシンフォニア ニ長調G.31
- 弦楽とクラヴサンのための協奏曲 ト長調OP.6-1
- 二つのヴァイオリン,弦楽,クラヴサンのための協奏曲 イ短調OP.8-2
- 二つのオーボエ,トランペット,トロンボーン,弦楽,オルガンのためのシンフォニア ニ長調G.29
- ヴァイオリン,弦楽,クラヴサンのための協奏曲 ハ短調OP.8-8
ジャン=フランソワ・パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団
モーリス・アンドレ,ベルナール・ジャンヌウト(Tp)、ユゲット・フェルナンデス,リリアヌ・ベグアン(Vn)
アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナー(Continuo) p>
ジュゼッペ・トレルリはよく似た名前のコレルリと同時期、ヴィヴァルディの先輩にあたり、17世紀ボローニャ楽派の先導的作曲家です。
その功績は、古いシンフォニアを後のシンフォニーへと方向付け、そしてヴァイオリン協奏曲を創始したことで記憶されています。
曲目一覧をご覧頂くと分かりますが、多彩な楽器の組み合わせで協奏曲とシンフォニアが交互に並び飽きさせません。
アンドレのトランペットはいつもながら華麗でまろやか、ほれぼれとする美音です。
また、珍しくトロンボーンが入る曲では独特の音色に魅了されます。
こうした多彩なオーケストレーションに彩られた曲が全部で200曲以上も残されているそうで、このアルバムではトレルリがいかに創意に富んだ作家であったかの一端を垣間見ることが出来ます。
パイヤール自身による明快な解説文も貴重です。
店主おススメ。