マーラー/交響曲第9番 ニ長調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 シカゴ交響楽団
ショルティ常任時代のシカゴ響では、ショルティと演奏傾向の異なったジュリーニは度々招かれ、録音も行われました。 この録音当時、ショルティはまだシカゴとはマーラーの9番は録音していませんでした('67年にロンドン響との録音あり)。
ジュリーニはマーラーに限らず交響曲の全曲録音などをするつもりは毛頭なく、マーラーも1番,9番と大地の歌しか入れていませんが、冒頭の柔らかく愛おしむような入りからして、この曲への愛着が感じられる演奏です。