モーツァルト/
交響曲第40番 ト短調K.550
セレナード第13番 ト長調K.525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
ハイドン/交響曲第94番 ト長調Hob-I-94 「驚愕」
ヴィルヘルムフルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラーのモーツァルト交響曲録音では最も有名なものでしょう。予想される通り、まさに疾風怒濤の40番です。
両端の楽章は駆け抜けるような、中間の2楽章は不安に駆られながらもじっくり足取りを進めて、その対比が鮮やかですが、ウィーン・フィルのしなやかな音色も手伝って誇張感はなく、モーツァルトの音楽そのものが聴こえてくるところはさすがフルヴェンです。
疑似ステレオ盤ですが、録音元の独ELECTROLAによる優れたトランスファー・プロセスにより、、録音年代を忘れさせる違和感の少ない仕上がりで、ステレオ・カートリッジでそのまま聴くのに適しています。