ブラームス/セレナード第1番 ニ長調OP.11
モーシェ・アツモン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
モーシェ・アツモン(1931-)はハンガリー生まれ、'44年にイスラエルに移住しました。
はじめ国内のいくつかのオーケストラでホルン奏者として活動していましたが、指揮への思いが強くなり、'64年に自国のイスラエル・フィルを指揮してデビュー、翌年ロンドン・フィルを指揮してイギリス・デビュー、続いてロンドンの主要オーケストラ―BBC響,ロンドン響,ロイヤル・フィル,ロイヤル・リヴァプール・フィルなどの指揮台に立ち、'67年にはオーストラリア(これがきっかけとなって'69年、シドニー交響楽団の首席指揮者に就任)、さらに同年、ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを振って好評のうちにヨーロッパ・デビューを果たしました。
また、'78年〜'83年には東京都交響楽団の首席指揮者を務めましたから、実際にお聴きになった方もおられるでしょう。
この盤は'67年頃の録音で、ちょうどウィーンで成功を収めた時期に当たります。