フランチェスコ・ドゥランテ/合奏協奏曲集
合奏協奏曲 ヘ短調
合奏協奏曲 ホ短調
合奏協奏曲 ト短調
合奏協奏曲 ハ長調
ロルフ・ラインハルト指揮 コレギウム・アウレウム合奏団
スザンネ・ラウテンバッヒャー(V)、フランツヨーゼフ・マイヤー(V)
ゲオルク・シュミット(Va)、アンゲリカ・マイ(Vc)
フランチェスコ・ドゥランテ(1686-1755)は今では忘れ去られていますが、18世紀当時のイタリア音楽界においては、彼こそがドメニコ・スカルラッティとともにナポリ楽派の始祖といわれるアレッサンドロ・スカルラッティの後継者になろうと言われていました。
哲学者で作曲家でもあった、かのジャン・ジャック・ルソーをして「イタリア随一の偉大なハーモニスト(le plus grand harmoniste)であり、それはとりもなおさず世界一ということだ」と言わしめました。
ただ当時ナポリ楽派の主流をなしていた歌劇に全く興味を示さず、宗教曲や器楽の作曲に専念したために結局音楽史上からは外れた存在となりました。
教育者としての活動も長く、多くの弟子を輩出しました。
ヴァイオリン・ソロには楽団のリーダー、F.マイヤーとともにドイツの名女流スザンネ・ラウテンバッヒャーの名が見られます。
仏ACCディスク大賞受賞盤。