発想の転換で、簡単にスピーカーユニットの発音をクリアにし解像度を改善するアイデア・パーツ。
最近のスピーカーはかつてのように四角い箱でなく、エンクロージュアの背面が曲線で構成されていたり、またバッフル面が背面に対して傾いた角度で組まれている製品も多く見られます。
これはエンクロージュア内部での定在波の発生を抑えるのと、スピーカーユニット背面から排出される音(背圧)が、対向するエンクロージュア背面に当たって反射し、それが再びユニット背面から振動板に戻ってきてユニットの正確な振幅を阻害するのを防ぐのを意図しています。
このディフューザーは発想の転換で、ユニット背面から出る背面波の方向を変えることにより、反射の方向を変え、ユニット背面に戻ってくる有害な反射波を大幅に抑えて、より歪の少ないクリアな音を実現しようというものです。
また、背圧もまず内部損失の大きなディフューザーに当たることで減衰する効果も期待出来ます。
基本概念は下図をご覧下さい:
ディフューザーの効果
取り付けは簡単。ユニットを外して、バスケット(フレーム)とマグネットの間のネック部分にちょうど嵌まるように直径を合わせて、お椀型のディフューザーの中央部分を丸く切り取り、ネック部分に嵌めます。念のため、金属とゴムに対応したボンドを周辺につけて補強します。
効果を考えると抜群のC/Pを誇るアクセサリー・パーツと言えます。
ユニットのサイズに合わせてディフューザーをお選び下さい:
DF-13 10〜16cmユニット用
*1ペア
DF-25 25cmユニット用
DF-38 38cmユニット用