クレメンティ/
交響曲第1番 ハ長調
高極曲第2番 ニ長調
クラウディオ・シモーネ指揮 フィルハーモニア管弦楽団p>
Muzio Clementi (1752-1832)
ムツィオ・クレメンティ(1752-1832)はピアノ練習曲としてのソナチネでも知られるように、当時の大ピアニストであり、ピアノのために作曲した最初の作曲家の一人として記憶されています。
円熟期にかけては作曲,教育にも力を入れ、この2曲の交響曲もその頃書かれ、ロンドン,パリ,ライプチヒ,ミュンヘンなど各地で演奏されて好評を博しました。
交響曲は一説には6曲から9曲書かれたともいわれますが、ほとんどが失われてしまい(女中によって捨てられてしまったとも)、自筆譜は欠落部分の多い不完全な形でしか残されていませんでしたが、イタリアの音楽学者ピエトロ・スパダ(1935-)がそのうち4曲の復元に成功しました。
シモーネの録音はこのスパダ版の楽譜に依っています。