C.P.エマヌエル・バッハ/4つのハンブルク交響曲
交響曲 ロ短調Wq.182-5
交響曲 イ長調Wq.182-4
交響曲 ハ長調Wq.182-3
交響曲 変ロ長調Wq.182-2
コレギウム・アウレウム合奏団
大バッハの息子たちの中でも独特の才能で新しい時代、古典派へと繋ぐ役割を果たしたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)は、1768年、テレマンの後任としてハンブルクで音楽監督に就任しました。
当時オーストリア公使としてベルリンに駐在していたゴットフリート・ファン・スヴィーテン男爵は大の音楽愛好家で、エマヌエルを高く評価していました。彼の依頼によりエマヌエルは1773年に弦楽合奏と通奏低音のための交響曲6曲、通称「スヴィーテン交響曲」を作曲します。この盤に収録されているのはこのうちの4曲です。
バロックを超えて、「多感様式」に相応しい疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドランク)がストレートに表れた個性的、かつ優れた作品です。