仏YBA は’81年、パリのエコール・ポリテクニーク(国立の教育・研究機関)で教鞭を執る工学博士でもあるイヴ・ベルナール・アンドレ氏が興したメーカー(Yve Bernard Andre の頭文字を採っています)。
初期のゴールドムンド製品の設計に参画していたことも知られます。
PASSION はトップのSignature に次ぐ上級シリーズで、新しいPASSION PH150 はYBA初の単体フォノステージ・アンプです。万全を期して、その開発には3年が費やされました。
- 筐体からセパレートされた電源部
フロントパネルこそ一体型機の体裁を採っていますが、上や後ろから見ると分かるように、トップやリアパネルを含めて電源部はアンプ本体部からセパレートされています。
- MCカートリッジでの自動切り替え機能
入力にはMM,MC,MC Highの3系統あり、MM/MCの切り替えはフロントのノブで行いますが、このノブをMC側にするとMC/MC Highの切り替えは自動選定されます。
- 大型電源トランスと強力な電源回路
電源回路にはUIコアの200VA 大型トランスが採用されています。パワーアンプ並みの強力な電源部を備え、静粛で安定した増幅を支えます。
- 誤差の少ないオリジナル・パーツ,高品位パーツの採用
極めて微弱でデリケートな信号を扱うフォノアンプとして、トップのSignatureシリーズと同じ、誤差率1%の抵抗やオリジナル・コンデンサーを採用しています。
また、ビジェイ社製大容量コンデンサー(4,700μF)を合計16個も使用していて、上級のSignatureシリーズと同等の設計も導入されています。