カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ/
チェンバロ協奏曲 変ロ長調
フルート協奏曲 ホ短調
コントラバス,ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 ニ長調
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Cem)、クルト・レーデル(Fl)、ゲオルク・レティイ(Va)
クルト・レーデル指揮 ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団
ディッタースドルフ(1739-99)はモーツァルトとハイドンの友人であり、1783年〜87年にかけては、ハイドンとディッタースドルフのヴァイオリン,モーツァルトのヴィオラとチェコの作曲家ヴァンハルのチェロによる当時有名なアンサンブルによって、モーツァルトの弦楽四重奏曲が頻繁に演奏されていました。
そうした時代に、40曲にも及ぶオペラ,出版されたものだけでも約50曲となる交響曲,40曲以上の協奏曲,30曲のピアノ・ソナタ,その他多くの室内楽作品等々、膨大な作品を残して、少なくとも当時、人気作曲家であった彼の作品を改めて聴いてみるのもレコードならではの楽しみです。
こうした音源を、早くから一流の演奏によって積極的に紹介していた仏エラートの功績は大きなものでした。