当店でも一番人気のフォノイコライザーアンプ、EAR 834P Deluxe です。
なかなか中古として出てくることがありません。大変息の長いモデルですので(途中何回ものマイナーチェンジが行われています)、たまに中古として出てくることがあっても、かなり期間を経たものであったりして、良好な状態の個体はかなり入手が困難です。
この品物は当店で販売したもので、使用期間は2年強、まだまだ新品に近い極上品です(因みに短期間で手放された理由は、大変気に入って同じEARの上級機に買い替えたためです)。
外観も良好、唯一天板後方に一点、針で突いたような小キズがありますが(写真6参照)、ほとんど気になるレベルのものではありませんし、ラックに収めると見えなくなります。
もちろん動作は良好、お引き取り後、念のため輸入元にてチェック,メンテナンスを行いましたが、何の問題もありませんでした。
MC入力インピーダンスは5Ω(低インピーダンス設定)です。40Ωへの設定変更も承ります(有償)。
元箱,取扱説明書等、付属品も一式揃っています。
人気モデルです。ご検討はどうぞお早めに!
"King of Analog"の異名も持つT.デ・パラヴィチーニはレコーディング・スタジオでのアナログ・レコード制作にも関わりが深く、高音質アナログ・レコードとして世界的に有名なMOBILE FIDELITY でも彼のカスタマイズした機材が使われています。
そんなところからもフォノ・ステージは彼の得意分野であることがうかがわれます。
そしてフォノ・アンプには切っても切れないキーパーツ、MCカートリッジ用昇圧トランスの製作において一家言持つのは自他共に認めるところ。
つまり、このコンパクトな箱の中にはティムの設計手腕のエッセンスがたっぷり詰まっているわけです。
加えて「834」シリーズはコストを念頭に置いたハイCPライン。ここでもパラヴィチーニの言葉には説得力があります:
「良い設計の秘訣は、一番高いパーツを使用することではなく、コストに見合った部品で、それ以上のクオリティーを持つ音楽を奏でられることだ。」
もしあなたが、アナログ・レコードで音楽を聴くのが何よりもお好きなら、真っ先に候補にして頂きたいのがこのEAR 834P です。
出力が充分高く、ヴォリュームが付いていますので、ちょっと尖がった使い方ですが、レコードしか聴かないという方はこのモデルをプリアンプ代わりに使い、直接パワーアンプに繋ぐことで、極めてシンプルでストレートなアナログ・レコード専用システムとなります。