販売価格はどうぞご相談下さい。
Vienna Acoustics ウィーン・アコースティクスは1989年、音楽の都ウィーンにペーター・ガンシュテラー氏によって創設されました。彼は今もチーフ・デザイナーとして開発の陣頭指揮を執っています。
Peter Gansterer and "The Music"
中核となるのがConcert Grand シリーズ。
コンサート・グランド・シリーズの各モデルには伝統的にウィーンゆかりの作曲家の名前、ベートーヴェン,モーツァルト,ハイドンを冠してあり、同社の思い入れがうかがわれます。
Beethovenn Baby Grand Symphony Edition はシリーズ中、トップから2番目に位置する実力機。
Baby とは言ってもトップ機のBeethoven Concert Grand Edition と比べて少し小ぶりということで、普通の広さの部屋では16cmウーファー2本構成のこのモデルが使い易い場合が多いでしょう。価格的にお得感が大きいのも魅力。
このシリーズ中では最も広くお勧め出来るモデルです。
- 透明なポリマーX3Pによるカスタム・コーン・ドライバー
透明なミッドレンジ&ウーファー・コーンはウィーン・アコースティクス独自の伝統的アイコンとなっています。
X3Pは異なる3種類のポリプロピレンを合成した高機能樹脂で、高剛性・軽量性を実現。さらにミッドレンジとウーファーではその配合を変えてそれぞれの特性に最適化しています。
口径はミッドレンジ,ウーファーとも15.2cm ですが、後者のコーンには「クモの巣」を思わせる放射状のリブを入れて補強(所謂、「スパイダー・コーン」)、分割振動を抑えて、よりピストン・モーションに近い動作を目指しています。
- 新設計ソフトドーム・トゥイーター
トゥイーターは長年デンマークの名門ユニット・マニュファクチュアラー、Scan-Speak と共同開発したカスタム品を搭載していますが、ここではネオジミウム・マグネットを使った新しいユニットを採用。
これは元々上級ラインの同軸型2ウェイ・ミッドレンジのための開発がベースとなっており、トゥイーターの小型化のためにネオジミウムは必須でしたが、結果、より集中して高い磁束密度が得られることで、同社従来のトゥイーターの自然なサウンドを継承しながら、より緻密で高域再生範囲の伸張をも果たすことが出来ました。
- 新脚部の採用
新形状・構造のアルミニウム製脚部には、より使い易くなったねじ込み式スパイクフットが付いて、4点接地調整が簡単・確実に行えます。
- ディフューザー付きのグリルネット
ウィーン・アコースティクスではグリルネットもユニット保護や見た目だけのために着いているのではありません。
グリルネットのユニット中心軸にディフューザーを組み込み、音波が拡散されることで反響の強いライブな環境でもステレオイメージの確保に貢献しています。
またサランネットをタイトに張ることで音の減衰を極力防ぐ工夫がなされています。
- シンプルをモットーにしたクロスオーバー・ネットワーク回路
中高域においては特にシンプルな低次フィルターを採用。
トゥイーターには「ソフトな」2次ベッセル・フィルター、ミッドには、インピーダンスを補償したうえで、空芯コイル1個による1次フィルターを採用しています。
また使用パーツは1%の誤差以下で管理しています。