米McIntosh マッキントッシュのフォノ・ステージアンプです。
意外にもこれがマッキントッシュ初の単体フォノステージアンプだそうです。
マッキントッシュのプリアンプやインテグレーテッド・アンプは、例外なくコントロール・アンプとして多機能であるのが伝統で、現在のそれらにも必ずフォノイコが内蔵されています。
それを考えると、今まで単体フォノイコの企画が持ち上がって来なかったのも納得出来ます。
でも近年のレコード人気で、他社のアンプと組んでレコード再生でマッキントッシュらしさを楽しめる単体フォノステージ・アンプがあってもよいだろうということになったのでしょう。
まず比較的購入し易い価格で、デジタル出力も搭載するヴァーサタイルなモデル、MP100 が開発されました。
小さいながらも漆黒ガラス&グリーンイルミネーションはもちろん、両端に2つのノブを備える同社伝統のパネル・デザインで、小型プリとも見紛う多機能ぶりです。
- MMの負荷インピーダンスとMCの負荷キャパシタンスを、フロント・パネルの2つのノブで設定可能。
- MCとMM、独立した2つの入力を備え、パネルのスイッチで切替えが可能です。MMとMCのフォノ回路はそれぞれ独立しています。
- 出力はXLR バランス端子とRCA アンバランス端子を装備。
- デジタル出力はRCA 同軸,TOS 光,USB 端子を装備。
A/Dコンバーターを内蔵しレコード再生の音源を高音質デジタル信号(24ビット,96kHz)に変換します。
HI/LOWのデジタル出力が選択可能で、レコードの再生で特別にダイナミックレンジが広い場合には、歪みの少ない再生を行うためにデジタル出力を下げることが出来ます。
- フロントパネル・イルミネーションはLED と光ファイバーを使って均一な照明を実現、かつての豆電球のように切れることがありません。