Rosenberg (L)/ Lidholm (R) イングヴァル・リドホルム/管弦楽のための「詩曲」 ヒルディング・ルーセンベリ/交響曲第2番「シンフォニア・グラーヴェ」 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 ヒルディング・ルーセンベリ(1892-1985、写真左)はスウェーデン現代音楽界の重鎮。同国の後期ロマン派作家ステンハンマー(ステンハンマル)にも師事しています。 生年からも予測出来るように、作風はアヴァンギャルドなものではなく平明な書法を基本としており、なかでも8曲の交響曲は代表作と言えるものです。 国内では教師としてもブロムダールやこのアルバムのリドホルムなど、次の世代の逸材を育てたことでも知られます。 イングヴァル・リドホルム(1921-2017、写真右)はスウェーデンのヨンショーピング出身。 上記のルーセンベリに師事。ルーセンベリに比べるとより現代的な作風です。 指揮のブロムシュテットはアメリカ生まれですが両親がスウェーデン人ですので(2才の時にスウェーデンに渡っています)、この国との繋がりは元々強く、デビューを飾ったのもここで指揮をしているストックホルム・フィルでした。 ドイツ・テルデックのプレス。