米PASS Laboratories パスのフォノステージ・アンプ XP-17 は同社のプリアンプを中心に手掛けてきたウェイン・コルバーン氏により設計されました。
パス・ラボラトリーズの創業者で米国アンプ・デザイナーの巨星のひとり、ネルソン・パス氏は昔からパワーアンプが得意、一方コルバーン氏はプリアンプ等前段アンプを得意とするスペシャリストです。
XP-17 には、フラグシップ・フォノイコライザーXS-Phono の開発で得られた成果が最適化して盛り込まれています。
- 驚異的なノイズ/高ゲイン設計のXP-17 は、0.08mV 出力のカートリッジで0.5V 以上のライン出力を得ることが出来ます。こうしたスペックはフォノステージ分野において最高レベルの数値といえます。こんなところもコルバーン氏の面目躍如というところでしょう。
- 対称型のN型,P型J-FET を採用した非常に高い駆動電流と低ノイズ及び低歪みを実現した、全く新しい入力段を採用。
- RIAA イコライザー回路は高域をパッシヴ、低域をアクティヴ構成。
- ゲインはリアパネルのディップスイッチにより、56dB,66dB,76dB の3ステップで設定可能(左右独立)。
- 入力負荷インピーダンスはリアパネルのディップスイッチにより、10〜47kΩの間で200通り以上の設定が可能(左右独立)。
- 入力負荷キャパシタンスはリアパネルのディップスイッチにより、100〜750pF の間で設定可能(左右独立)。