*店頭で試聴頂けます。
トライオードの上級新シリーズの第2弾、TRZ-300W です。
このシリーズはトライオード・プレミアムショップのみでの取り扱いです。
トライオードにはかつてVP-300BD という創業当時から2016年まで22年間にわたり同社の顔として親しまれてきたの人気ロングセラー・モデルがありました。
TRZ-300W は、今年、トライオードが創業25周年を迎えたのを機に、このVP-300BD を同じA級パラシングル構成を採りながら、それ以外は全体の部品レイアウト,トランス,筐体など全てを見直して開発された新時代の「顔」となるモデルです。
TRZ-300W は300B のもつ透明で繊細、芳醇な響きを引き出しながら、幅広い現代のスピーカーを駆動するに十分なパワーも併せ持つべく、A級パラシングルの出力段構成を採用しました。
言うまでもなく、アンプのクオリティの土台を支えるのは電源部。
その要となる電源トランスには大型のトロイダルトランスを搭載、整流素子には応答が早く、損失が少ないSiC ショットキーバリア整流ダイオードを採用しています。効率が良くかつ強力で、レスポンスの早い電源供給を実現しています。
出力トランスを含む3個の大型トランスの天面には8mm 厚のアルミ切削のトッププレートを装着、トランスの振動低減と同時に放熱効果の改善を図っています。
直熱三極管アンプには、100V 電源周波数の50Hz や60Hz の付帯音が直接音楽信号に載ってくるハムノイズが発生します。
これまでの直熱三極管アンプではハムバランサーという手動式の回路でこれをキャンセルする必要がありましたが、本機では独自のTHC(トライオード・ハム・キャンセリング)回路を搭載してメンテナンスフリーとしました。
また、真空管を交換したときや長期間使用した場合に、真空管を最適な状態で動作させるためにバイアス調整が必要となりますが、TRZ-300Wは、フロントパネル中央にレイアウトしたバイアスメーターでバイアス電流を確認しながら、シャーシ天面にあるバイアスセレクターとバイアス調整ボリュームを使って、簡単にバイアス電流を最適値に調整することが出来ます。
バイアス切替えスイッチと調整ボリューム
バイアス電流監視用メーター
お手持ちのプリアンプを使用したい場合は、簡単な切替えでTRZ-300W をパワーアンプとしてお使い頂くことも出来ます。
リアパネルにMAIN IN 入力端子とそのON/OFF スイッチを備えおり、スイッチをONにすると、MAIN IN 端子に入力された信号は入力セレクターと音量ボリュームをバイパスして直接パワーアンプ回路に送られます。300B 真空管のステレオパワーアンプとしてお楽しみ頂けるわけです。
半導体構成ですが、フォノステージアンプ(MM専用)も内蔵します。
リモコンが付属しますので、音量と入力セレクター,ミューティング操作が可能なのも便利ですね。
出力管300B にオリジナル管を彷彿とする優秀なPSVANE WE300B を搭載したヴァージョンもございます(572,000円・税別)。