モーツァルト/
弦楽五重奏曲第4番ト短調 ト短調 K.516
弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K.515
グリラー弦楽四重奏団
ウィリアム・プリムローズ(Va)
The Griller String Quartet
グリラー弦楽四重奏団は1928年、ロンドン王立音楽院教授でヴィオラ奏者のライオネル・ターティスの勧めもあり、第1ヴァイオリンのシドニー・グリラーをリーダーとして当時王立音楽院の学生だった、ジャック・オブライエン(2nd Vn),フィリップ・バートン(Va),コリン・ハンプトン(Vc)によって結成。
ヴォ―ン=ウィリアムズ,アーノルド・バックス,マイラ・ヘスなどの後押しにより最初のコンサートを開き、戦前,戦後にかけてイギリスを代表するカルテットとして華々しく活動しましたが、1961年、ヴィオラのバートン自殺により解散という悲劇的な結末を迎えます。
その後もメンバーたちは王立音楽院で教職に就きながら活動を続けました。
リーダーのグリラーは1993年没。
ウィリアム・プリムローズ(1904-1982)はスコットランドのグラスゴー生まれ、ユージン・イザイに就いてヴァイオリンを学びますが、後にヴィオラに転向。アメリカのNBC 交響楽団の結成に際してはトスカニーニによりヴィオラの首席に迎えられました。
バルトークのヴィオラ協奏曲は彼のために書かれています。