ヴィヴァルディ/
2本のオーボエ、2本のクラリネットのための協奏曲 ハ長調
ヴァイオリン協奏曲 ニ短調「E線なしで」
フルート協奏曲 ニ長調
「ごしきひわ」
ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための三重奏曲 ハ長調
マックス・ゴバーマン指揮 ニューヨーク・シンフォニエッタ
マックス・ゴバーマン(Vn)、ジャン・シュナイダー(Vc)、レナード・アーナー,ハリー・スマイルス(Ob)
チャールズ・パースハウス,ウォルター・ルイス(Cl)、Anthony Checcia(Basoon)、ジョゼフ・イアドン(Lute)
ユージニア・アール(Cemb)
Max Goberman
指揮者のマックス・ゴバーマン(1911-62)はフィラデルフィア生まれ、ご存知の方はほとんどいないと思いますが、なかなかの経歴の持ち主。
地元カーティス音楽院でレオポルド・アウアーにヴァイオリン、フリッツ・ライナーに指揮を学び、10代でストコフスキー時代のフィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリニストになりますが、ライナーの勧めで指揮に転向、1939年にバレエ・リュス・ド・モンテカルロでデビュー。
ブロードウェイ・ミュージカルの指揮でも有名で、1941年に「3人の処女と悪魔」でデビューを飾っています。
また、1960年には自ら会員制レコードレーベル LIBRARY OF RECORDED MASTERPIECES(LRM)を興し、ヴィヴァルディの全オーケストラ作品をニューヨーク・シンフォニエッタと、ハイドンの交響曲全曲をウィーン国立歌劇場管弦楽団と録音を始めますが、2年後に突然の心臓発作で急逝(51歳)、録音プロジェクトとレーベルは志半ばで頓挫してしまいました。