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商品詳細

TechDAS テクダス/Air ForceV Premium アナログ・プレーヤー(アームレス)[Air ForceV Premium]

販売価格はお問い合わせください。
標準小売価格: 1,580,000円

西川英章氏らにより輸入代理店であるステラヴォックスジャパンが設立されたのが1989年、その後2012年には社名が変更となり現在のステラとなります。
そして近年になっていよいよ自社ブランドであるTechDAS が始動します。手始めはD/Aコンバーターでした。

H.Nishikawa, founder

西川氏はかつてアナログ・プレーヤー全盛期に代表的メーカーとして絶大な人気を誇ったマイクロ精機で技術部長,役員を歴任、今でも語り草となっているSX-8000 プレーヤーの開発にも携わった人物で、ステラには他にもテクニカルアドバイザーの功刀氏、技術マネジャーの豊田氏と、西川氏と同じく旧マイクロ精機に在籍したエンジニア達が参加しています。
そうなると、彼らがかつてのマイクロの衣鉢を継ぎ、復興してさらに発展させることを念願とし、長年水面下で準備しつつ、機が熟すのを待っていたであろうことは容易に想像が出来ます。

そして満を持して自社開発プレーヤーとして考え得るすべての技術を投入し、ほぼ価格度外視で完成したのが、Air Force I でした。
さらにその後も開発の手を休めることなく、同様の機能・性能を維持しながら無理のないコストカットを行ったAir Force II,Air Force IIIと開発を続け、ついにいよいよハイエンドのなかでも何とか手の届く「現実的」価格帯にまでもってきたAir ForceVを完成したのには強い信念さえ感じます。

しかし妥協を許せないAir Force 開発チームは、コストダウンのため唯一上級機と異なるボディ構造がずっと気になっていたのでしょう。Air ForceVは比較的短命のうちに販売終了となりましたが、しっかり次のステップ、つまりPremium モデルを準備していたのです。

先代機がボディをアルミパネルを組んで構成していたのに対して、新型Air ForceV Premium は上級機たちと同じくアルミニウムの塊から切削加工で削り出して製作。
見た目は似ていても遥かにマッシヴで強固な筐体をまとって蘇りました(8kg重量増)。

確かに価格は少しアップしましたが、先代機との価格差15万円ではこの大幅なグレードアップはまかないきれないだろうというのは容易に想像出来ます。
事実、かなり無理をした今回の値付けで、相当数売れないと大赤字となってしまうとのことです…。

TechDAS Air Force シリーズのターンテーブルは、回転するプラッターを空気の力により浮上させレコードとプラッターからなる回転部を機械的にアイソレーションするエアーベアリング機構と、レコード盤をバキュームの力でプラッターに吸着させるエアーバキューム機構からなる独自のエアフォース・テクノロジーの搭載がすべてのモデルに共通する特長となっており、Air ForceV Premium も例外ではありません。規模や仕様は異なるものの、トップ機Air Force Iと同じ機能を有するだけでも、他社には無い大変なメリットです。

しかもAir ForceV Premium ではそのエアフォース・テクノロジーはもちろん、今まで外部に別置きする駆動モーターをも本体内部に収めて、実にまとまりよくコンパクト化されています。
Air Force III本体と同サイズにすべて収めた形で、ドライブモーターの低振動制御化と高性能懸架方式の開発により可能となりました。
重量はあるものの、取り扱い易いこのコンパクトなサイズは一般的な環境では大いに歓迎されるでしょう。

しかもAir Force IIIと同じくシリーズ最多、4本までのアームを取り付けることが出来ます(アームベースは1個、取り付けるアームに合わせた加工込みで付属します)。


  • プラッター部はアルミニウム(A5056)精密切削加工によるダブル・プラッター方式を採用。
    トータル7kg という重量が持つ十分なイナーシャにより滑らかで安定した回転を実現。今回のPremium では表面に上質なブラックアルマイト・ヘアライン加工仕上げを施しました。
    レコード盤センター穴のガタツキを吸収するテーパード・スピンドルを搭載。プラッター上面にはレコード保護のため極薄の特殊制振材が貼られています
  • ドライブモーターには上位モデルも採用されている低振動2相4極ACシンクロナスモーターを、最適化された防振機構を介してボディにマウント。
    精密に両面研磨されたポリウレタンゴムベルトによりサブプラッターを駆動することで、モーターからの振動を遮断して高いS/N比を実現。
    パワーアンプ駆動デジタル回転制御方式の電源により、電源周波数に無関係で静粛,正確無比な回転を得ています。
  • Air Force IIIと同じエアーダンピング方式のインシュレーターをフレームに搭載することで外部からの振動も効果的に遮断。
商品詳細
駆動方式:ベルト・ドライヴ
回転数:33 1/3,45RPM(スイッチ切替え式)
モーター形式:ACシンクロナス・モーター
ワウ&フラッター:0.03%以下
プラッター:アルミ合金製(7kg)
トーンアーム:アームレス
消費電力:50W
外形寸法/ 重量:W312×D368×H168mm/ 26kg(本体)、W350×D270×H160mm/ 9kg(電源・ポンプユニット)
付属品:トーンアーム・ベース1個(ショート、またはロング用)、プラッターカバー