完売、完了です。
アイコール社のクリーンメイトといえば、日本製初の吸引型レコードクリーニングマシンとして登場、しかもリーズナブルな価格であったため、大好評を博したのはまだ記憶に新しいところです。
製造ラインの関係でアイコール社での生産は惜しくも終了しましたが、そこで企画・開発を担っていた担当者が事業継続して独立、数年間かけて前モデルにあらゆる点で改良を加え完全なニューモデルとして発売を開始しました。もちろん国産、新潟・燕三条で製造されています。
その名もClean Mate NEO。
ご覧頂くと一目瞭然、モダンで機能的なデザインは、プロダクト・デザインも手掛ける 倉田裕之 建築・設計事務所 が担当。「マルゲリータ」と呼ぶオリジナル・レコード収納シェルフなどを発表しているデザイナーです。
主な特長は、
- 吸引力アップ(前モデル120%)、動作音の減少(90dB ⇒ 65dB)
吸引ポンプのフィルターを見直し吸引力をアップ。
MDF製本体ケースの板厚を増し、遮音材の改良を行うことで遮音性を向上、前モデルと比較して動作音が減少しました。
- クリーニング液吸引後、ドライヤー・アームで送風、盤を強制乾燥
全く新しい独自の機能として、吸引アームでクリーニング液を吸引した後、もう1本のドライヤー・アームから盤面に空気を送風、強制乾燥させます。
- ターンテーブルに載った除電和紙マットにより静電気を除去
ターンテーブル上の除電和紙マットは盤の静電気を除電する効果があります。
- 1液タイプの新クリーニング液(中性)を開発
従来は2液タイプだったクリーニング液に代わり、1液完結タイプの新クリーニング液(中性。従来はアルカリ性)を開発。
- 吸引した洗浄液はほとんどの製品が本体内の容器に溜めますが、Clean Mate NEO では敢えて本体内部に容器を内蔵せず、液排出チューブを長めに着けています(液止めクリップ付き)。
チューブ内にも結構廃液は溜まりますし、別途ペットボトルなどを用意してその中に溜めれば処理も簡単。本体内の容器からいちいち排水する必要もありませんし、機器内が湿って汚れてくるということも無く、容器分、コストカットも出来る、一石二鳥的発想です。
チューブは交換し易いように途中に継手を設けてあります。