Geoge Antheil
“バレエ・メカニック〜ジョージ・アンタイル作品集”
バレエ・メカニック(1925)
ジャズ・シンフォニー(1925)
ヴァイオリン・ソナタ第1番(終曲)(1923)*
ヴァイオリン・ソナタ第2番(1923)*
ラインベルト・デ・レーウ指揮 オランダ管楽アンサンブル
*ヴェラ・べス(Vn)、ラインベルト・デ・レーウ(Pf)
ジョージ・アンタイル(1900-1959)はニュージャージー生まれ、ドイツ系アメリカ人作曲家。
代表作である「バレエ・メカニック」はバレエ音楽ではなく、フランス・キュービズムの画家フェルナン・レイが製作した同名の実験映画のための音楽。
飛行機のプロペラや電気ブザーなども動員した型破りな音楽は当時大きな反響を呼びました。
ジャズ・シンフォニーは22の楽器の室内オーケストラとピアノ,木琴による作品で、交響曲というより単一楽章の小品(アンタイルは7曲の「交響曲」を書いています)。ガーシュウィン辺りを想像して聴くと遥かにディープ、見事に裏切られます。
またアンタイルは45歳の時、自伝「音楽の悪ガキ」(BAD BOY OF MUSIC)を著していて、型破りな彼の面目躍如というところでしょう。
ランベルト・デ・レーウ(1938-2020)はオランダのピアニスト,指揮者。
早くからサティの作品を紹介、1974年にはシェーンベルク・アンサンブルを結成、現代音楽の分野で幅広く活躍しました。
このアンタイルを取り上げた音源は独TELEFUNKEN,蘭PHILIPS からもリリースされ、「長岡鉄男/外盤A級セレクション」としても有名ですが、harekijn holland レーベル盤は最も早い時期の発売でオリジナルとも呼べるもの。
状態良好。
Reibert de Leeuw